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Top > くらしと平和を守る活動 > 軍隊は国民を守らない 5月3日、静岡・労政会館6階ホールで「憲法フォーラムin静岡・憲法記念日講演会」(主催;しずおか憲法9条を擁護し実現する会)が、県内各地から250人が参加して行われました。主催者を代表して渡邉敏明会長が「憲法9条による外交で、世界平和を維持すべきであるが、安倍内閣は戦争への道を進み改憲を狙っている。改憲発議を何としても止めたい」と決意を述べました。 その後、戦争をさせない1000人委員会・静岡の佐野けい子共同代表、生活クラブ生協赤堀ひろ子元理事長から連帯の挨拶をいただき、高校生平和大使が活動報告と今後の活動への協力を訴えました。 講演は、「日本国憲法の逆襲」と題し、評論家の佐高信さんがユーモアを交え、宮澤喜一さんから吉永小百合さんまで、憲法を大切にしてきた方々のエピソードも交え、90分間熱く語りました。 佐高信さんは 「戦争を皆が嫌がっているわけではない。もう一度戦争をやりたいと思い、戦争で儲けようとしている人たちがいることを知るべきだ」 と、かつての自民党内には憲法改正に慎重で権力に固執しない「ハト派」がいたが、小泉元首相など「タカ派」によってつぶされた経過を話しました。 また、 「今は、安倍一強で批判的なマスメディアが少なく、残念だが官報化している。言葉を大切にして暮らしに敏感でなければ、改憲問題は空中戦で誤魔化される危険がある。 9条問題では、自衛隊は国の独立と平和は守るが、国民の命は守らないと自衛隊幹部が明言している。事実、軍隊が沖縄そして、天安門事件でも国民に銃を向けた歴史を持っている。 自衛隊が国民を守るなどとの幻想を持ってはいけない。非武装中立は極めて現実的だ」 と指摘しました。 その上で 「日本国憲法の逆襲と言っても私たちが負けているわけでない。自民党の中でもかつては石橋湛山にはじまり、宮澤喜一・野中広務・後藤田正晴など日本国憲法を大切にしてきた政治家がたくさんいた。 と講演を締めくくりました。 集会では、「現実の政治と暮らしに憲法を生かす運動を、職場・地域から巻き起こし、憲法改悪の動きを止めよう」とのアピールを採択しました。 |
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