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アジア・アフリカ支援米を田植え

6月3日(土)、掛川市倉真のアジア・アフリカ支援田で、「食・みどり・水を守る静岡県労農市民会議」がマリ共和国向け支援米の田植えを行いました。今年は子供たち20人を含む約70人が参加し、渡邉敏明議長は「アフリカには食べ物もない子供たちがたくさんいる。今日田植えをするお米は秋に収穫し、アフリカのマリ共和国へ送る。秋の稲刈りにも来てください」と挨拶しました。

田植えの前に記念撮影

 支援田を提供・管理している田辺喜四郎さんが「稲が分けつしやすいように苗は2~3本とりわけ、およそ30センチ間隔で1平方メートルに37株くらいを目安に、人差し指を添えて差し込むように植えてください」と田植えのコツを説明。そのあと「実をいうと皆さんが植えたままだと予定の収穫ができないので悪いけど機械で植え直します」と裏話を暴露すると参加者は大爆笑。しかし、その話で緊張がほぐれたように、田圃入った子供たちは保護者と一緒に、いつもよりのびのびと田植えに取り組んでいました。

田圃にのびのび「苗アート」

 田辺さんによると「今年は3月が寒く、お茶の育ちが遅れその影響で田植えも遅れている。でも田圃にはホウネンエビ(川エビの一種)がたくさんいるので豊作が期待できるかも?」と話していました。17アールの田圃に今年は「あいちのかおり」(晩生・おくて)品種の苗を植え、稲刈りは10月下旬で900kgの収穫が予定しています。

ジャガイモほったぞー

 その後、ジャガイモ掘りも体験し、昼食は恒例の掛川ブランドの米「きぬむすめ」の炊き込みご飯と豚汁を食べ、ジャガイモをお土産に「稲刈りでまた会おう」と解散しました。

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