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憲法施行70年、総がかり行動と講演会開催

【午前中に総がかり行動】

 5月3日午前中、静岡市の常盤公園で「5・3静岡総がかり行動」が行われ800人が参加しました。実行委員会を代表して小長谷保弁護士が「日本国憲法は人類普遍の憲法で、現実に押されるのでなく、理想をめざすために憲法改悪を止めよう」と挨拶しました。

17.5.3 静岡総がかり行動 (22)浜松市憲法を守る会水戸潔代表

 リレートークは弁護士、大学、労組、女性、宗教者、青年など8人が、憲法の重要性、憲法改悪・共謀罪阻止に向けての決意などをスピーチしました。その中で、浜松憲法を守る会共同代表の水戸潔さんは「憲法を守る一点で集まる会だが、1964年浜松で行われた大軍事パレードに、たった一人で立ち向かい抗議した松本牧師の行動をきっかけに1968年から毎月護憲デモを行い、今年2月600回を達成した。継続することは力で、戦争をしない世の中にするため連帯してがんばろう」と呼びかけました。

 渡邉敏明静岡県平和・国民運動センター会長は、3月10日県原水禁・県平和センター・県勤労協三団体が静岡県と中部電力に「浜岡原発の再稼働停止、使用済み核燃料の安全管理、再生可能エネルギーに拡大など」で申入れを行った経過を報告し「回答内容は不十分で文書での回答を求めた」と報告した。

呉服町で民主主義の危機を訴える17.5.3 静岡総がかり行動 (67)繁華街をデモ行進

 集会では改憲阻止の運動強化を呼びかけたアピールを採択し、集会後「共謀罪反対」「憲法改悪反対」と声を上げながらJR静岡駅前まで繁華街をデモ行進しました。

【午後は憲法記念日講演会】自民党改憲草案は「保守革命」

 午後は静岡市の「シズウエル」で「憲法フォーラムin静岡」憲法記念日講演会が、「しずおか憲法9条を擁護し実現する会」が主催し、県内から180人が参加して行われました。主催者を代表して渡邉敏明会長が「憲法施行から70年の節目の年だが、かつてない危機に直面している。平和憲法の大切さを再確認し、共謀罪阻止、戦争法廃止を実現しよう」と訴えました。その後、戦争をさせない1000人委員会・静岡の小長谷保共同代表、生活クラブ赤堀ひろ子元理事長、浜松市憲法を守る会水戸潔共同代表から連帯の挨拶を受けました。

呉服町で民主主義の危機を訴える17.5.3 静岡総がかり行動 (67)繁華街をデモ行進

 講演は、「アベ的政治を考える」~いま私たちが対峙しているものの正体は?~と題し、橋本誠一静岡大学教授が90分間熱く語りました。

 橋本教授は「日本の政治構造は、外交・軍事面では対米従属、経済的には新自由主義路線で格差を拡大、国内政治では極右思想の少数者が国家権力を握る寡頭制支配で、国民主権や基本的人権を公然と否定している。この三層構造が『アベ的政治』の実態である」と指摘し具体的に解説しました。さらに、極右の憲法思考について「自民党改憲草案を手掛かりに考えてみると、天皇を元首に位置付けているがお飾りに過ぎず、実権は彼らが握るということ。基本的人権は、国民の『自由及び権利』が『公益及び公の秩序』(政府・与党の政策など)と対立する時は、『国民は常に責任と義務を自覚しそれを濫用してはならない』と、個人の自由と権利を大幅に制限している。表現に自由については『公益及び公の秩序を害することを目的とした活動・結社を禁止する』と、外的表現行為を国家が制限し、内心の自由の制限は、新憲法制定を待たずに『共謀罪』(テロ等準備罪)で行おうとしている。共謀罪では証言しないことも罪となり、適用範囲は際限なく拡がる。非常事態条項も立法権と行政権を独裁的に行使する寡頭制国家にほかならない。極右が目指しているのは『保守革命』だ」と指摘した。その上で、『アベ的』政治に立ち向かうには「自由・公正・平等をキーワードに、多様化している国民が納得できるよう、柔軟かつ理性的な政策を提示していくことが課題だ」と講演を締めくくりました。 集会では、憲法改悪に反対し、憲法理念と憲法が保障する人権を、現実の政治と暮らしに生かす運動を強めるアピールを採択しました。

PDF 集会アピール (PDFファイル 113KB)≫

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