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Top > くらしと平和を守る活動 >5.3憲法記念日講演会

社民党静岡県連

5月3日、しずおか憲法9条を擁護し実現する会(須藤達美会長)が、ノンフィクション作家の田中伸尚氏を講師に、「憲法9条の戦後史」~闇深ければ、星の光愈々輝く~と題し、憲法記念日講演会を開きました。会場の静岡市・県総合社会福祉会館「シズウエル」には、県内各地から200名がつめかけました。

講演するノンフィクション作家の田中伸尚さん

田中さんは、「かつての国労潰しと同じ手法で公務員バッシングが行われている。大阪の橋下市長は二項対立方式の黒か白、良いか悪いかを、短く、印象的に、断定的に、分かり易く、スピード感ある言葉で話す。支持と人気度が高いのは、決められない政治への国民のいら立ちを先取りし、マスメディアをうまく使っていること。橋下政治が国家権力を握ったらヒットラーと同じことをやる。思想・良心の自由を無視し、服従心を植え付ける目的の条例による日の丸・君が代の暴力的強制は、命令・指示に黙って従う子供づくりに通ずると、クビをかけ起立しなかった教師がいた。小さな抵抗だが、闇の中に光明を見た気がする。これに対しても『従えないなら辞めてもらう』、『即やめてもらいたい』と手続き論も無視し、根拠もないのに視聴者に届く言葉で言い切る。維新八策は自民党と基本的に同じ考えで『反原発』に惑わされてはいけない。4月27日に発表した自民党の改憲原案は、天皇元首化と国旗・国歌の義務付け、公務員の権利制限、緊急事態で国の指示への服従義務、自衛軍の保持、憲法改正発議の要件を3分の2から過半数の賛成に緩和という極めて保守的なもので、現在の憲法は占領憲法で屈辱的として、9条と20条を変え、『国のために死ねる国民をつくる』ことが狙い。また、自衛隊の殉職者は『戦死』でないので、靖国神社に合祀できない。国のために死んだ人間は靖国神社合祀にすべき、と佐藤正久参院議員や桜井よしこ氏が主張している。明治国家に対し、非戦・自由・平等を求め抵抗した人たちが大逆事件に飲み込まれていった。今日本は戦争のできる国に変質し、命令や指示に抵抗感なく服従する国民が作り出されている。現状は暗澹たる状況だが、過去からのメッセージを受け止め、抵抗の精神を紡いでいこう」と講演しました。

集会では「県民の力で政府と国会が、原発震災犠牲者の救援、非核・平和のアジア外交推進、教育の自主性保障、消費税税率増を断念するよう働きかけよう」とのアピールを採択しました。

閉会の挨拶をする橋本勝六代表
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