Top >行動する社民党 >「合流」問題は党員の判断を尊重
3月16日、福島県の「パルセいいざか」で行われた反原発県民集会に参加してきました。さようなら原発1,000万人アクションの落合恵子さんの、「私たちの社会は物事を忘れてしまうシステムで生活している。風化させずにどのように後世に伝えるか」という問いかけからスタート。1,000人を超える市民が集まり、大いに盛り上がりました。 森林管理の非常勤で働いている市民の訴えで、「放射能で多くの山の自然が汚染されてしまった。そして今度は再生可能エネルギー普及だからと、風車建設のために多くの自然を壊している」との意見には、私たち一人ひとりが深く考える必要があります。エネルギーを作るのに自然を壊し続けてどうするのか。日本全国で企業による再生エネ施設建設の問題が、地域住民と摩擦を起こしています。エネルギー生産を地域で考え消費すること、住民も参加する仕組みを作ることが、原発事故を他人ごとにせず風化させない方法ではないか…また、原発が安全というなら国会前の日比谷公園に建設し、ディズニーランドに負けない最先端科学を利用したテーマパークにしてみてはどうか。地震と原発を考える良い施設になるだろう。すべてのアトラクションが「核」で動く。まさに今、大地震が来るかもしれないこの日本で、観覧車一周を笑顔で戻ってこられるか。国会議員や東京都民にその覚悟はあるのかどうか。 静岡県にも浜岡原発があります。もし重大事故が発生した場合、「静岡県民も原発建設を受け入れ、その恩恵を長く受けてきた」と、全国民から言われない為にも静岡県民が強く団結し政治に働きかけ、浜岡原発反対の声を上げ続ける必要があります。今年の能登半島地震では、震源地近くに建設が計画されていた「珠洲原発」の建設を止めた地域住民の活動を知る機会を得ました。それは反対運動の歴史を伝える人や、資料があったからです。福島の県民集会には高校生平和大使の活動もあり、多くの若者がいました。浜岡原発の問題も静岡の学生にもっと関心を持ってもらい、静岡県内の反原発運動を後世に伝えていってほしい。その為にも、県内の反原発運動の活動記録を詳しく資料としてまとめる必要がある、と強く思いました。 本当の安心・安全・豊かな暮らしとは、「お金に支配されずに文化を楽しむ生活」と私は考えます。自由に人生を選択できて、初めて得られるものです。いつから私たちはお金がなければ、電気がなければ文化を楽しむことが出来なくなってしまったのか。過去から現在まで続いている「真の文化」を取り戻さなければなりません。そのような豊かな社会に必要なのは緑のある自然です。生活の全てを奪う原発は必要ないのです。