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8月4日から6日まで広島で行われた原水禁世界大会に出席のチャンスを与えて頂いた関係者の皆さんありがとうございました。
私が高校2年生の時に修学旅行で長崎に行き、平和公園など長崎市内を見学し、その夜に1時間ぐらい平和について、ミーティングを行いました。原爆投下された長崎、広島を見ることで初めて原爆について語ることができると思いました。それから、43年の年月が経ち初めて広島へ行ってきました。
暑い夏、原爆投下で地獄の中から不屈の精神で立ち上がり復興の路を歩み続けた広島市民の皆さんに頭が下がる思いでこの3日間を過ごしました。
子どもひろばでは、2度と子どもたちに戦争の体験をさせないようにと色々な平和教育が企画されていました。全国各地の中学生が、平和大使の名目で6日の平和式典に参加し平和公園内の資料館等の見学などを見ていると浜松の平和教育の取り組みがどうだろうという思いが過りました。
1歩前進2歩後退させてはいけない
今年5月に、米国のオバマ大統領が広島へ訪問し世界の核廃絶に1歩を踏み出しました。核の先制不使用も打ち出そうとしている中、一方で、核兵器の近代化へということも行われようとしています。 日本政府は、自衛のためなら先制攻撃も正当化されるという安保法制を制定し、着々と軍事費を増大させている。経済の軍事化が進むと停滞する経済を活性化するために周辺国の脅威を訴え軍事演習などやり、それが、他国の指導者に不信と脅威と憎悪を生み出し止まることのできない状態を歴史から学んでいないのが残念です。
43年前に蒔かれた平和の種が、広島へ行ってようやく芽が出たようにも思われます。平和宣言の中にもあるように各国の指導者は、まず、広島や長崎を訪問して原爆の悲惨を知ってほしい。我々は、日本の閣僚と他国の指導者、どちらが多く広島・長崎を訪問するか忘れずに見ていなければいけない。
原水禁世界大会実行委員の皆さん、暑い中、色々とお世話頂いて本当にありがとうございました。
社民党浜松総支部 鈴木祐一