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全国党活動交流会

 9月27・28日の両日、東京の日本青年館で社民党の「全国党活動交流会」が行われ、全国から140名が参加。静岡からも橋本勝六代表、大河内俊雄幹事長、秋山一清水支部幹事の3名が参加しました。主な交流テーマは、(1)党勢拡大と財政活動、(2)自治体選挙の取り組み、(3)基本組織の運営と活動、(4)地域・労組との共闘課題の4つで、各地域の様々な活動を報告し合い交流を深めました。

吉川元副幹事長の司会で開会

 初日の開会に当たり吉田党首は、安倍政権が進める集団的自衛権行使容認と日米ガイドライン(防衛協力指針)再改定、沖縄辺野古新基地建設、消費税再増税、原発再稼働、労働者保護ルールの改悪などに対し「国民の求める政策とのねじれが益々ひどくなっている。野党協力・共闘を強めて安倍政権が進める政策の転換と修正を求めていく」と述べました。さらに、右翼化を強める政治に対しては「党の再建・再生を第一義に考え、立憲主義に根ざしたリベラル勢力を再結集し闘うことが必要」と述べ、その上で「党再建は統一自治体選挙を勝利し、次の国政選挙を闘い議席を増やすことで実現できる」と挨拶しました。

1日目の全体交流で発言する徳島県連合中野幹事

 1日目の全体交流で、(1)党勢拡大と財政活動のテーマでは、山形県連合と徳島県連合から、(2)自治体選挙の取り組みでは、埼玉県連合と大分県連合から、(3)基本組織の運営と活動では、新潟県連合と長崎県連合から、(4)地域・労組との共闘課題では、兵庫県連合と島根県連合の計8人から報告が行われました。チャンピオン的な取り組み報告でなく、地域で党員がしっかり論議を重ね、地に足を付けた取り組み報告が中心で大変参考になりました。その後、4テーマに分かれた分科会で相互交流を深めました。2日目も、再度全体交流で、参加者からの発言を求め意見交換を行いました。

2日目の全体交流で「戦争をさせない1000人委員会・信州」の経験を報告する長野県連合石合副幹事長

 その後、水野和夫日本大学国際関係学部教授から「資本主義の終焉と歴史の危機」をテーマに90分間講演を聞きました。水野教授は「資本主義は今その役割を終えつつあり、終わらせなければ弊害がさらにひどくなる。現代は既存のシステムが機能不全に陥る一方、新しいシステムが見えてこない歴史の危機の時代で、ローマ帝国の崩壊に匹敵する」と大胆に問題提起しました。その根拠として「日本国債の利回りをはじめ利子率が事実上ゼロに近く、資本の利益率がゼロに近づいたことで、資本の本質である自己増殖が不可能になっている。景気の上下と関係なく労働者への分配が下がり、資本主義は全員で支えるシステムでない」と断言しました。その上で「より遠く、より速く、より合理的にという資本主義の価値観は終焉し、より近く、よりゆっくり、より寛容にという方向に進むべきだ」と指摘しました。

記念講演を行う水野和夫日本大学国際関係学部教授

 交流会を締めくくるにあたって、又市幹事長から「野党の使命は安倍政権の暴走を阻止することであり、反国民性を追求する。大衆運動では党が積極的に『戦争をさせない1000人委員会』などの運動に取り組む。自治体議員選挙の候補者を決め、支持と議席の拡大をはかる。国政選挙では現有議席を確保し、11ブロックで議席獲得を目指す」と当面の取り組みについて提起しました。

 続いて「土井たか子元党首が10月20日肺炎のため亡くなられ、近親者のみで葬儀を済ませた。惜しい方をなくし大変に残念だ。偲ぶ会を改めて行う」との報告があり、全員で土井さんの冥福を祈り、黙とうを捧げました。


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