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吉田党首の全国キャラバン行動

 7月27日(日)31箇所目となった吉田党首の全国キャラバン行動が、静岡県内で行われました。この日は36度を超える猛暑の中、中部電力浜岡原子力発電所の視察、掛川市長との対談、対話集会、記者会見、街頭演説を行いました。

浜岡原発の防波壁を外側から視察

 9時15分、御前崎市の中電浜岡原発を訪れ、松井誠執行役員浜岡地域事務所所長・吉田博プラント運営部長から設備の概要、津波対策工事、新規制基準対応の追加対策工事の説明を聞いた後、発電所構内に入り工事現場を視察しました。視察は身分証明による本人確認を行い、カメラ・携帯電話は預けるという手続きを経て専用バスで構内に入りました。防波壁は海抜18mまでの工事は終了し、海抜22mまで4mかさ上げする工事が進行していました。1.6kmの防波壁は幅がわずか2mの壁で、倒れ止めの構造物がないことが気になりました。防水扉、ポンプ、フィルタベントや非常用電源を二重・三重にする安全対策も行われていました。

「浜岡は廃炉の決断を」と申入れ

 視察終了後、吉田党首が「住民の避難計画」と「原発以外の発電方式への取り組み」の考え方を質問し、中電からは「事業者としては避難しなくて済むようにしたい。避難計画は県・UPZ圏11市町の計画に協力する」「風力発電は効率が悪い。現段階では原発のコストは安いと考える。原油・LNGの高騰で追加支出が増えている。今動いている火力発電は効率の悪いものが多いのでリプレースを計画している」と答えました。吉田党首は「脱原発を主張してきたのは社民党だけ。現在は運転停止中であるが、浜岡原発には燃料集合体が計9,000体もある。東海・東南海で巨大地震が発生すれば重大な被害は免れず、地震・津波に対する安全対策は十分に行われなければならない。浜岡原発は東海地震の震源中央にあり、JR・新幹線、国道1号線、東名・新東名など日本の動脈に近い。また、緊急防護措置区域(UPZ)の30km圏に96万人が生活しており、避難の方法がない。首都圏・中京圏にも近く、万一事故が発生すれば日本列島は東西に分断され、首都圏も避難対象になる恐れがある。日本で最もリスクの高い原発で、浜岡原発の最大の安全対策は廃炉にすることであり決断していただきたい。また、使用済み核燃料は安全な場所に移してしっかり管理すること必要だ」と申し入れました。

松井三郎掛川市長と和やかに意見交換

 午後1時に掛川市役所を訪れ、松井三郎掛川市長と浜岡原発対策や2月議会で成立した常設型の住民投票条例などについて意見交換しました。松井市長は「浜岡原発は市民の理解が得られ、将来にわたり安全・安心が確保されない限り再稼働はあり得ない。市域の南(浜岡原発に近い地域)の人は原発の影響を心配している。工場誘致も難しい。原発事故に対し市独自の避難計画をまとめようとしているが難しい」と話しました。吉田党首が常設型の住民投票条例を評価し、「浜岡再稼動は住民投票の対象になるか」と質問すると、「住民の意思を尊重したいので住民投票の対象になる」と答えました。また、松井市長は国政に対して、「国会での議論が聞こえてこない。野党が入った話し合いの場できちんとした議論をしないと市民はわからない」と吉田党首にエールを送りました。

参加者からの率直な意見・質問に丁寧に答える党首

 新幹線で静岡市に移動し、2時半からの対話集会に臨みました。市民・市民団体・消費者団体・商工団体・労働組合などから60名が参加し、質問や率直な意見を聞かせていただきました。参加者からの主な発言は「10月解散総選挙説の信憑性は?、集団的自衛権行使容認での民主党の動きは?、参院の選挙制度改革に対する党の考えは?」(全造船機械労組・三保分会)。「政治が機能していない。国会議員にはしっかり議論をしてもらいたい。社民党はがんばってもらいたい」(生活クラブ生協)。「社民党が県議ゼロはさびしい。大分の取り組み状況は?」(浜松党員)。「消費税引き上げの影響は7月頃から現れている。大企業の法人税を下げ、中小の赤字法人の最低課税額を上げようとしている。全国に運動の輪を広げるよう社民党がリーダーシップを」(静岡商工会)。「若手の育成は労働組合も遅れているが、若い人を育て候補者を作ってほしい」(県私鉄・ジャストライン労組)。「ポスターの反響はあったが、支持率は上がらない。訴えが市民に伝わらない。集団的自衛権行使容認では党の役割は大きい」(磐田党員)。「UPZ圏の避難計画は無理だ。中電に避難計画も立てさせるべきで、浜岡原発は廃炉しかない」(焼津党員)など率直な質問・意見が出されました。また、事前に文書で提出いただいた「公務員の労働基本権確立に支援を」「国会内の共闘で野党勢力の結集を」などを含め、一問一答方式で党首が丁寧に答えました。

静岡県平和・国民運動センター幹部と意見交換

 4時からの記者会見後、4時半に静岡県平和・国民運動センターを表敬訪問し、平和を維持・確保していくための運動課題などで意見交換をしました

静岡駅南口の街頭演説でキャラバン行動を締めくくる

 5時からは静岡駅南口で街頭演説を行い、吉田党首は「安部首相が集団的自衛権行使容認を閣議決定し、自衛隊が海外で戦争する危険が増した。そうさせないため自衛隊法などの改正を止めなければならない」。また「浜岡原発は立地上最も危険な原発で、廃炉の決断をしてその手続きを進めるべきだ」。さらに「統一自治体議員選挙では議席増を図りたい。社民党への支持をぜひお願いする」と訴え、猛暑の中でのキャラバン行動を締めくくりました。

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