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9月8日(土)午後、御殿場市の桜公園で(緊急)「沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の東富士演習場での実施とオスプレイ派遣に反対する県民集会」が、静岡県平和・国民運動センター、憲法擁護静岡県民連合、静岡県勤労者協議会連合会主催で行われました。
集会には労組員・各組織の地域組織をはじめ、富士を打つな!三島実行委員会など市民団体から200名が参加しました。主催者挨拶で県平和・国民運動センター加藤保副会長は「沖縄の負担軽減策として全国5カ所で実弾射撃訓練の分散実施をはじめたが、基地被害の拡大でしかない。オスプレイがキャンプ富士に来れば県民は危険にさらされる」。憲法擁護静岡県民連合の橋本勝六代表委員は「日米安保条約で日本政府はアメリカに何も言えない。危険なオスプレイ配備と低空飛行訓練に全国の仲間と連帯して闘おう」、県勤労者協議会連合会福井豊事務局長は「世界一危険なオスプレイのキャンプ富士訓練は認められない。富士山の世界文化遺産登録と軍事基地は共存できない」と挨拶しました。
連帯の挨拶に立ったフォーラム平和・人権・環境の道田哲朗事務局次長は、「尖閣諸島問題で島嶼防衛にオスプレイ配備を利用しようとしている。9月7日103名の議員の賛同を得て脱原発法案が提出され画期的なことだ。オスプレイ配備反対のため、地域の平和センターと連携して運動を強める」と決意を述べました。
また、神奈川平和運動センター金子豊貴男副代表は「キャンプ富士で年間500回の訓練を行うとしている。アメリカではハワイの住民が反対で訓練ができない。日本では反対があってもできる。米軍にとって居心地の良い日本から、居心地の悪い日本にするよう様々な活動を一緒に取り組もう」呼びかけました。
市民を代表し、富士を打つな!三島実行委員会堀孝信代表は「オスプレイは大量の兵員・武器を輸送する侵略目的の兵器だ。9月9日には沖縄で県民大集会が開かれる。国会を包囲するうねりを作っていこう」と連帯の挨拶をしました。
集会では、「武力で平和は作れないし、世界文化遺産登録を目指す富士の裾野での戦争訓練は認められない。憲法9条を活かした平和構築をめざし、粘り強く闘う」とのアピールを採択し、参加者はシュプレヒコールを繰り返しながらキャンプ富士周辺を行進しました。
デモ行進が終了した後、米軍の弾薬輸送車が演習場に向かって走行してきました。一般道を走れるサイズをはるかに上回る巨大な車両で、米軍が日本の法律の上にいる実態を目の当たりにしました。
集会に先立ち主催団体代表が、野田首相と防衛大臣あての申し入れ書を陸上自衛隊滝ケ原駐屯地に届けました。