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8月31日夜、静岡県連合は「オスプレイはなぜ危険か」講演会を静岡市労政会館で、金子豊貴男相模原市議を講師に招き開催しました。全県下から、党員、県平和・国民運動センター構成員、勤労協会員、商工団体、浜岡原発を考える静岡ネットワーク(浜ネット)・沖縄を考える会などの市民団体、一般市民など100名が参加しました。
主催者を代表して橋本勝六代表は「政府は国内の低空飛行訓練の実態をひた隠しにしてきたが、オスプレイ配備で国内全体が米軍訓練基地にする考えが明らかになった。全国の仲間と連帯しオスプレイ反対闘争をがんばる」と挨拶しました。
県平和・国民運動センターの宮下智亘副会長は「オスプレイの資料を読めば読むほど危険なことが分かった。ハワイでは住民の反対で訓練を断念した。普天間周辺の住民の反対の声がなぜ届かないか怒りを感ずる」と力強く連帯の挨拶をしました。
講師の金子さんは、厚木基地爆音訴訟闘争や「リムピース(HP/追跡・在日米軍)」運営委員の豊富な知識と運動経験を踏まえ、「2001年9.11事件以降、アメリカは米軍の世界戦略を見直し、本土防衛に米軍主力を移し、歓迎されるところ(金を出す地域)に重点配置するようになった。日本は米軍にとって大変居心地の良い基地と国で、自衛隊と米軍の一体運用が急速に進んだ。3.11のトモダチ作戦で、福島原発水素爆発後、救援活動は自衛隊にやらせ米軍は三陸沖に避難したが、日本政府は1881億円を5年間も支払う約束をした。オスプレイは離着陸時はヘリコプター、水平飛行時はプロペラ機の機能を持つ機体だが、エンジン停止時に緊急回避を行うオートローテーション機能を持っていない。
垂直離着陸と水平飛行モードの切り替えに12秒かかるが、この間にバランスを崩し事故を起こしやすいと開発者が指摘している。政府と米軍は『安全宣言』を出して普天間配備を急いでいるが、開発時に4回、配備後に2回墜落し36人も死亡し、民生利用もできない欠陥機だ。東富士のキャンプ富士は岩国と共にオスプレイが分遣され、年間500回の訓練を行うとしている。また、東日本訓練コースの中継基地となることも考えられる。オスプレイ配備反対の声を様々な形で国やアメリカ政府に突き付け、居心地の悪い基地・日本にしていく運動を展開しよう」と呼びかけました。
大河内幹事長が講演会のまとめとして「オスプレイ配備の取り組みを通じ、日本国憲法より米軍が優先される実態が明らかになってきた。この事実を広く訴え沖縄・岩国と連帯してオスプレイ配備反対の行動を強める。まず、9月8日御殿場市で開催する沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の東富士演習場での実施とオスプレイ派遣に反対する県民集会を成功させよう」と提起し、参加者一同で確認し合いました。