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Top  >代表挨拶 ( 2014年5月 )

社民党静岡県連

橋本勝六代表

 社民党静岡県連第13回定期大会で代表に再選された橋本勝六です。皆様には日頃から社民党に対するご協力、ご支援に心より感謝申し上げます。

 さて、一昨年の衆議院選挙、昨年の参議院選挙で自民党が大勝し、国会議員数が安定多数を得た安倍自公政権は急速な右翼的政策を推し進めており、戦後の闘いで積み上げてきた、平和と民主主義が音を立てて崩れようとしています。

 昨年秋の臨時国会でマスコミや国民の大きな反対の声を無視し、充分な国会論議もないまま強行成立した「特定秘密保護法」は国民の知る権利を奪い、特定秘密の根拠もあいまいにし、国家権力で国民監視をしていくものです。今後は具体的施行内容が示されてきますが、私達は廃案を目指して取り組んでいかなければなりません。

 また、昨年12月には「国家安全保障戦略NSS」「中期防衛力整備計画(新中期防)」が閣議決定され、オスプレイ導入・水陸両用車両の導入による水陸機動部隊の設立などが計画されています。更に、安倍総理は、今通常国会の最大の目標に集団的自衛権の行使について、国会論議抜きに閣議決定で容認するという、まさに憲法9条を骨抜きにし「戦争のできる国づくり」が進められようとしています。断じて許すわけにはいきません。

 生活や経済面では4月からの消費税アップが実施され、生活弱者といわれる層には過重な負担となり、大企業には東日本復興税を前倒しで廃止し、その上法人税の減額を企画しています。

 一方、労働者の働き方については、労働者派遣法を改悪し、上限3年としていた派遣期間を廃止し、派遣労働者の拡大を目指す政策や残業代をゼロとする政策で「世界で一番企業が活躍しやすい国」づくりを目指すとしています。いいかえれば雇用不安や低賃金の非正規労働者を増やしていこうとするものです。消費税アップ・低賃金労働・結婚も出来ない若者の拡大で、経済発展が望める訳がありません。

 高齢化社会にあって後期高齢者医療費の引上げ、介護保険の要支援1・2ランクの介護保険サービスからの切り離し、給付の抑制、利用者負担増が進められようとしています。また、福島第1原発の事故原因も解明されないなかで、原発再稼動の動きや沖縄普天間基地の辺野古移転を強行する工事計画など課題は山積しています。

 我々社民党は今日まで平和憲法を護り、生活と権利、民主主義を護るために国民や労働組合の皆さんと精一杯闘いを展開してきましたが、現状の組織実態はまさに厳しい限りです。しかし、安倍政権が進める戦争への国づくり路線には多くの国民が危懐を抱き批判する勢力は国民の半数以上はいるのです。

 私たち社民党は、そうした皆さんと共に闘いを積み上げていくことに活路は開けてくると確信します。日本の未来を明るくし、平和と民主主義をしっかり育てるよう頑張っていくことを訴えて代表挨拶とします。

2014年5月

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